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イエプロについて
住まいのリフォームシミュレーター「イエプロ」の専用サイトにてご覧ください。
以前の記事(2021年独自調査 リフォーム会社業務の実情アンケート大公開)で調査結果「見積業務は何を使っていますか?」で約半数を占めていたのが「Excel」でした。
今回は、「Excelでの見積書作成時のよくあるトラブル」と「Excelが実は苦手な2つの分野」を調査し、新しく生まれ変わる「住まいのリフォームシミュレーターイエプロ」の見積作成におけるExcelに対しての方針をお伝えします。
Excelでの見積書作成時のよくあるトラブル
プロジェクトにスーパーアドバイザーとして参加いただいている、リフォームペガサス俱楽部 山嵜 亨氏にて工務店様に「Excelでの見積書作成時のよくあるトラブル」のインタビューを行いました。
そこで上がった「Excelでの見積書作成時のリフォームの現場でよくあるトラブル」7つをご紹介します。
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- 作成した本人もお手上げ!?メンテ/更新が不可能な「ブラックBOX化したExcel」
- 入力ミスにより「間違った見積」をお客様に提示することもあった
- 一から(白紙)から見積もりを作るので、新人にはハードルが高い
- 過去のExcelを流用時の情報変更漏れでトラブル発生
- 見積りする担当者によって項目や名称の違いより、社内やお施主様との認識の違いが発生
- 受注・失注・見積中などのステータスで、見積で納入したか管理が曖昧
- 保存していた見積書がPCのトラブルによりデータ紛失
この記事を読んでるリフォーム業に従事されている皆様の中でも、上記の中で思い当たるトラブルは無いでしょうか?
Excelが実は苦手な2つの分野
リフォーム業の見積作成の現場では上記のような「トラブル」が頻繁にあります。
新しいイエプロではそのようなトラブルを未然に防ぐシステム設計を心がけておりますが、今一度Excelの不得意分野を考えてみました。
Excelが苦手な事①「膨大な量のデータを貯め込むこと」
行や列が増えていくと、動作が遅くなったり、フリーズ・不具合・エラーが起きやすくなってしまいます。
そもそも、多くのデータを詰め込んでいたり、数多くのシートを使っていたりすると、可読性も効率も悪くなってしまいます。また、あちこちにデータが散らばってしまうと、必要なときにデータを「探す」という無駄な作業が発生してしまいます。
Excelが苦手な事②「加工しやすいデータを維持・管理すること」
加工しやすいデータとは、一定のルールに則って、整列・整頓されたデータです。
同じ種類のデータは同じ列に並べる、要素の表記(半角や全角、大文字や小文字等)を統一する、などのルールがきちんと守られていないと、違う要素だと判断され、集計や分析を行う効率は大幅に下がり、Excelの機能を有効に使うことができません。さらに計算式などを誤って編集したりすると復旧にも時間がかかってきます。
約半数がExcelを使って見積業務を行っているのが現状
DX化推進により、リフォーム業にかかわらず様々な業界でも脱Excelが叫ばれています。
果たして単純にExcelを排除するのは正解なんでしょうか?
そこで、当プロジェクトで独自調査を行い「見積業務は何を使っていますか?」という質問を全国のリフォーム会社様に行ったところ・・・
約半数がExcelを使って見積業務を行っているのが現状でした。
新しく生まれ変わる「住まいのリフォームシミュレーターイエプロ」はどうあるべきか?
この結果を踏まえて新しいイエプロは以下のポイントを抑えて開発の検討を進めます。
Excelの慣れ親しんだ直感的な操作性を一部取り入れる
リフォームプランや商品情報の「更新・管理」が誰でも永続的に行える
新人の方でも、ベテランの方でも同様に活用できる
社内・お施主様とのスムーズな情報共有ができる
クラウドを活用した安心安全なデータ管理ができる
過去の見積書データで発生していたいトラブルを無くし、「リフォーム業に関わる全ての人が『イエプロ』を使って頂けるサービス」を目指し開発を進めております!どうぞ引き続きご期待ください!